御成道活性化推進部会について

取り組みの趣旨

江戸時代に整備された主要街道の沿線は、いずれも経済・文化の中枢を担う地域拠点としての機能をいまでも有しているところがほとんどです。なかでも五街道(東海道・中山道・甲州街道・奥州道・日光道)は、当時の幕府の交通の要衝であり、その最たる地であると言えます。

その五街道が併走、すなわち交差せず複数の街道が通るところは、全国でも日光街道と中山道が併走するこの埼玉県のみです。
日光街道の脇往還である日光御成道は、江戸期に19 回行われた将軍家による日光社参に用いられ、日光街道に勝るとも劣らない歴史的なものがたりと文化集積を誇っています。

またこの日光御成道は埼玉高速鉄道と併走し、川口市、さいたま市緑区・見沼区、そして岩槻区と、埼玉県における主要都市を縦貫し、その沿線にはさいたまスーパーアリーナや”人形のまち・いわつき”を有すなど、今後の経済発展のポテンシャルが高いといえます。

我が国は訪日外国旅行者数4,000 万人を今後5年間で目指すとしています。経済発展の強いポテンシャルを有すこの日光御成道を基軸とし、2020 年をマイルストーンとした活性化の取り組みを行うことで、当該地域の持続的な発展を目指し、本部会の立ち上げる考えに至りました。


部会の役割

日光御成道に眠る地域資源を発掘・顕在化し、地域住民の地域アイデンティティの醸成に寄与するとともに、こうした地域資源、あるいは人的資源を活用した地域商品の開発や各種プロジェクト立案、調査・計画など当該地域の魅力の増大に取り組むことを本部会の役割と考えます。
なかでも本部会が地域商業や沿線周辺企業、あるいは行政等公益団体や教育機関等様々な活性化主体の協働の受け皿となることにより、より重厚でかつ持続的な活性化の取り組みとなる「ハブ」として機能していきたいと考えています。

上記役割にもとづき、本部会のなかで調査・検討を行いながら具体的な取り組みについてアクションプランを立案していきます。
なかでも、ひとつのマイルストーンとして、観光庁・文化庁が進める「日本遺産」の登録を目指すことを考えています。この登録により日光御成道の全体的なブランディングを図るだけでなく、日光街道をも巻き込むことで、江戸から日光まで総延長約142km にも及ぶ広大な観光地を形成することも期待されます。

そうした趣旨のもの、日光街道各地域が連携した取り組みを進める「日光歴史街道活性化コンソーシアム」により相乗効果が期待されます。したがって本部会には、同団体事務局長をアドバイザーとして招聘し、先行する活性化に向けた取り組みを吸収しながら、日光街道との連携を模索する考えです。


アドバイザー紹介


感動創造研究所 プロジェクトマネージャー
日光歴史街道活性化コンソーシアム 事務局長 岡本 淳芳 氏

1973 年岡山県岡山市生まれ。筑波大学第三学群社会工学類卒。大学で都市計画を学んだ後、民間コンサルタント会社にて行政計画の立案、開発事業における計画・コーディネート等広範囲に亘る業務に従事し、数多くの事業手法を学ぶ。
感動創造研究所に入所後、歴史・文化等の地域資源を活かした広域連携による地域活性化を進めるべく、日光街道における活性化連携組織「日光歴史街道活性化コンソーシアム」の設立に尽力。日光街道宿場町での活性化ビジョンや地域プロモーション戦略の立案と推進、宿場グルメの開発コーディネートなど、幅広く活性化事業における企画・プロデュースに携わる。